第16代 鈴木盛久(成朗)

略歴


15代 鈴木盛久(志衣子)の次男として岩手県盛岡市に生まれる

東京藝術大学工芸科鋳金専攻卒業

平成20年
 鈴木盛久工房にて鉄器製作を開始

平成25年
 日本工芸会展覧会へ出品を始める

平成26年
 鈴木盛久工房代表取締役に就任

平成29年
 LEXUS NEW TAKUMI PROJECTに岩手のTAKUMIとして選出

令和5年
 十六代 鈴木盛久を襲名

令和6年
 日本橋三越本店にて16代鈴木盛久襲名記念展を開催

【日本工芸会正会員、日本鋳金家協会会員】

旧南部藩御用鋳物師鈴木家累代

初代   鈴木越前守縫殿 家綱 / 寛永2年
2代  忠左衛門尉 家次 / 正保5年
3代  喜兵衛 家久 / (忠兵衛)延宝6年
4代  喜兵衛 家久 / 元禄3年
5代  八郎兵衛 昌紹 / 宝永2年
6代  喜兵衛 相元 / 享保2年
7代  利兵衛 受栄 / 元禄元年
8代  喜兵衛 家久 / 宝歴元年
9代  忠兵衛 家昵 / 天明元年
10代  喜代治 家正 / 文化8年
11代  喜八 家定 / 嘉永元年
12代  繁吉 盛久 / 明治5年
13代  繁吉 盛久 / 大正13年
14代  貫爾 盛久 / 昭和52年
15代  志衣子 盛久 / 平成5年
16代  成朗 盛久 / 令和5年

鈴木家略歴

15代 鈴木盛久(志衣子)

平成2年 平成天皇陛下即位献上品として道安風炉・田口釜を製作

平成2年 第1回淡交ビエンナーレ「鵬雲斎千宗室家元奨励賞」

平成3年 第15回全国伝統的工芸品展「内閣総理大臣賞」

平成5年 南部鉄器史上初の女性当主として15代鈴木盛久襲名

平成17年 第45回伝統工芸新作展 「山種美術館賞」「河北新報社賞」

平成20年 第55回日本伝統工芸展 「高松宮記念賞」

平成24年 第44回伝統工芸日本金工展 「文化庁官賞」

令和元年 第59回東日本伝統的工芸品展「東京都知事賞」


14代 鈴木盛久(貫爾)

昭和29年 伊勢神御神宝鏡の製作に協力

昭和37年 皇居二重橋改築造営にあたり高欄原型の製作に協力

昭和40年 日展審査員

昭和45年 東京藝術大学 教授に就任

昭和55年 宮内庁の委嘱による正倉院「花鳥背八角鏡」復元模造完成

昭和56年 盛岡駅に東北新幹線開通記念モニュメント「フクローの樹」製作

13代 鈴木盛久(繁吉)

昭和4年 ベルギー・リエージュ万国博覧会美術部門金賞

昭和27年 日展出展作「八卦紋独楽金」特選

昭和31年 秩父宮殿下献上品として茶湯釜を製作

昭和34年 ベルギー・ブリュッセル万国博にてグランプリ受賞、黄綬褒章を賜る

昭和41年 勲六等単光旭日章を賜る

昭和49年 文化庁より無形文化財の指定を受く